最高級キーボード「HHKB」。
興味はあるものの、打ち心地や使い心地、そしてMacでとの相性が良いのかわからないという人も多いと思います。
今回はそのような悩みを持っている方に向けて記事を執筆しました。
そこで今回はMacBookにてHHKBを実際に使用してみて思ったことをまとめてみます。
この記事があなたの参考になったのであれば、嬉しく思います。
目次
HHKBのメリット
耐久性能が非常に高い
無接点で(底付きなしに)スイッチングする「静電容量無接点方式」により、深いストロークと極上のキータッチを実現。
公式サイトより引用
しなやかで心地よいタッチが、タイピングに喜びという価値を付加します。また「HYBRID Type-S」には高速タイピング性(Speed)と静粛性(Silent)に優れたキー構造を採用しています。
HHKBはキースイッチに「静電容量無接点方式」という構造を採用しています。
静電容量無接点方式はキーを一定の深さまで押せば、物理的接点がなくても入力できる仕組みのことです。
物理的接触がなくてもキーが入力できるようになるので、耐久度が大きく向上しています。
その耐久度の高さから、毎日多くの人に使われるようなコンビニATMに使われているようです。
気になる方はコンビニにてチェックしてみるのも良いかもしれません。
キータッチが良好
HHKB最大の特徴はそのキータッチの良さでしょう。
このキーボードが最高のタイピングをできる。そんな口コミを聞いているからこそ、興味が湧いてくると言う人が多いはずです。
おそらくキーボードの荷重がちょうど良いぐらいに設定されているのでしょう。
誤入力を少なくしなおかつタイピングの正確さを落とさないような、本当にちょうど良いぐらいのキーの重さになっているからこそ、誤入力が減るのだと思います。
またキーキャップを触ってみると、指の形にフィットするような形状になっていることもわかります。
これによって入力するためにキーを触った瞬間に、指がキーの真ん中にくるようになるので、相当打ちやすく誤入力がなくなっています。
キーが指に吸い付くような。そんな感じがしますね。
キーのタッチオンは独特です。
普通のキーボードは「カチャカチャ」と音を立てることが多いのですが、このHHKBは「ペコペコ」と言う音がします。
キースイッチの構造自体が他のキーボードと全然違うので、キー音も独特なのかもしれません。
コンパクトで机を圧迫しない
HHKBは英語配列でキーの数が60個。日本語配列で68個となっています。
普通のキーボードのキーの数がだいたい100+数個程度であることが多いです。
単純計算した場合HHKBは普通のキーボードよりも、40%ほど小さくなっているのですよね。
幅はマックブックと同じぐらいしかありません。
なんならマックブックの上で使用することもやろうと思えばできます
その分机の上で使用してもそこまで使用スペースを取りませんね。
そのサイズ感から、机の上のスペースを有効活用することができます。
また外出先に持ち運べなくはない大きさなので、ふと喫茶店で作業しようと思った場合、このキーボードを持っていって、自分の仕事場と変わらないような環境で仕事をすることができます。
足を3段階移動させることが可能。
HHKBはそこについている足の長さを3段階調整することが可能になっています。
まずは一番高い状態から。
次に2番目。
最後に足を閉じている状態です。
このように自由自在にキーボードの高さを調整できるようになっているのです。
人によって打ちやすいキーボードの高さや角度が異なっているはずです。
HHKBは使う人にとってのベストポジションを模索しやすくなっているため、打ちやすいキーボードになっているのです。
カスタマイズ性が高い
HHKBは純正のカスタマイズバーツがたくさん発売されています。
例えばこのようなキーキャップを使えば、キーボードにアクセントカラーを加えることができるのでオシャレになります。
また無刻印にするための何も文字が印刷されていないキーキャップも発売されているため、簡単に無刻印化することができるのです。
このようにHHKBは公式からカスタマイズパーツがたくさん発売されているため、キーボードの色やデザインをある程度自由に変更させることが可能になっているのです。
キー設定をコントロールすることが可能
HHKBの背面にはスイッチが搭載されています。
これはHHKB本体を操作していないときにいじるもので、一部のキーの配列などを変更することが可能です。
またキーマップの変更機能も搭載しています。
キーマップとは押したキーがどんな効果を持っているのかを記録したプログラムです。
僕たちがキーボードを入力できるのも「このボタンを押したら”A”という文字が出てくる」という情報がキーマップに書かれているからでした。
普通のキーボードはこのキーマップをいじることが出来ませんが、HHKBはやることが可能です。
公式サイトの「DOWNLOAD」のページからキーマップ変更ツールをダンロードすれば、キーマップを思うように変更することができるようになります。
HHKB Professional HYBRID Type-S / HYBRID専用
公式サイトより
ただしこのキーマップ変更ツールが利用できるのは、最近に発売された機種に限られています。
最新機種を買えばこの機能は利用可能です。なのでHHKBを購入するのであれば最新機種を買うことをオススメします。
HHKBのデメリット
タイプ音がうるさい
文字を入力して思ったのは「タイプ音がうるさい」という点です。
MacBookなどのノートパソコンについているようなキーボードと比べたら、まだ音は抑えられていると思いますが、それでもうるさいことには変わりありません。
タイピング中に少し気になってしまうので、周りにいる人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
本製品にはタイプ音を抑えた、消音モデルも存在しています。買うのでしたらそちらの方をお勧めします。
キーが削がれている
特に英語配列の場合→矢印キーが削がれているのが致命的ですね。
文字入力する際に矢印キーを入力して、カーソルを操作させるような人は多いと思います。
僕もMacBook備え付けのキーボードで文字を打つとき、だいたい矢印キーを使っていますし。
なので矢印キーがないと、正直操作性は悪いです。
「HHKB」も完全に矢印キーが使えないという訳ではありません。
「Fn」というキーと特定のキーを押せば矢印キーになります。
ですがその配列を覚えて実際に文章を書くまで慣れるのに時間がかかりますし、テンポが落ちるのでイライラしますね。
値段が高い
「HHKB」は一台最低でも3万円がします。
非常に耐久性能が高いキーボードであるため、10年以上使うことを考えると余裕で元が取れます。
ですがキーボードという安くて千円から買えるような製品に、いきなり3万円払えと言われても正直ちょっと厳しいような気がしますね。
頑丈で長期間使えることを考えればコスパはそこそこ高く、元は取れると思いますが、購入するとなるとなんだか敬遠してしまいます。
どのモデルがおすすめか
まず文字配列が違う
- 日本語タイプ
- 英語タイプ
が存在します。
次に静音モデルかそうでないかの違いがあります。
僕は英語配列のモデルを使用してみて、日本語モデルの静音タイプの方が良いと思いました。
日本語タイプ静音 | 英語タイプ静音 | 日本語タイプ通常 | 英語タイプ通常 | |
使いやすさ | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆★★ |
デザイン | ☆☆☆★★ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆☆☆ |
タイプ音のうるささ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆★★ (打っていると気になる) | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆★★ (打っていると気になる) |
打ち心地 | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆☆☆ |
オススメ度 | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆★★ |
表にしてまとめてみるとこんな感じになります。
基本的には日本語モデルの静音タイプ
- 日本語配列→68キー
- 英語配列→60キー
英語配列はデザイン性が良い分、日本語配列よりもキーの数が少なくなっています。
除外されたキーの中には→矢印キーなど、カーソル移動や文字入力に便利なキーも存在しました。
キーの同時押しなんかで入力自体はできるものの、それでもきちんと物理的なキーが備わっていた方が安心して利用できますし、何よりも使いやすいです。
またHHKBはキーを打ったときの音が非常にうるさく、オフィスやカフェなどで使用していると他の人の迷惑になってしまう恐れもありました。
せっかくコンパクトで持ち運びができるキーボードなのに、持ち運んだ先で迷惑かけることになるなんて本末転倒ですよね。
なので僕は日本語配列の静音モデルを買うことを推奨しています。
デザインにこだわる人は英語配列
英語配列のモデルのメリットといえば、圧倒的なデザイン性でしょう。
こちらの方が日本語配列よりもコンパクトになっているので、見た目が美しくなっています。
余談ですがMacBookもキーボードの見た目の美しさから、日本語配列を選ばずにあえて英語配列にする人が多いようです。
(MacBookの英語配列のキーボードについて解説した記事もあります。)
やはり見た目の良い製品というのは、高級車やブランド物の腕時計をしている時と同じように、所持していて高揚感が上がります。
テンションが上がるとその製品を使いこなしたい、大切にしたいと強く思うようになるので、仕事のスピードや生産性も上がるはずです。
キーボードのデザイン性を気にする方なら、英字モデルを買うことも選択しに加えてみるのはどうでしょうか?
またこちらも持ち運んだ先で迷惑をかけないことを考えると、静音モデルを選択した方が良いですね。
タイプ音と打ち心地にこだわる人は普通のモデルでも良いかも
HHKBにはタイプ音がうるさいというデメリットがあります。
ですがそのうるさいタイプ音が打ち心地を良くしているという事実もあります。
やっぱりキーを押したときに音が出る時も地位ですし、テンポよく文字を入力しやすくなるんですよね。
タイプ音が気にならなく、家でしかキーボードを使用しない。もしくはHHKBを自宅専用機にする人は、静音モデルではない普通のモデルを購入するのも良いかもしれませんね。
日本語タイプ静音 | 英語タイプ静音 | 日本語タイプ通常 | 英語タイプ通常 | |
使いやすさ | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆★★ |
デザイン | ☆☆☆★★ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆☆☆ |
タイプ音のうるささ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆★★ (打っていると気になる) | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆★★ (打っていると気になる) |
打ち心地 | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆☆☆ |
オススメ度 | ☆☆☆☆★ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆★★ | ☆☆☆★★ |
まとめ
今回は高級キーボード「HHKB」についてレビューしていきました。
高級キーボードであるため、キーのうち心地は非常によくなっています。
ただキーが削がれていたり、同時押ししないと入力できないキーがあったりと、完全にパソコンに初めて触れる人にとっては覚えることが多すぎて扱うのが難しい製品となっています。
なのでパソコンに触れて2−3ヶ月程度の人は購入を見送ってください。現在使っているキーボードで我慢しましょう。
パソコンを一年以上使っており、現在使っているキーボードに不満があるのであれば、購入を検討してみるのはどうでしょうか?
ずっとパソコンを使用しておりデジモノやガジェットの扱いに慣れていて、尚且つ最高のキーボードを探しているような、マニア向けの製品だなと感じましたね。
パソコンをずっと使っているような上級者の方で、なおかつ最高のキーボードを探している方は一回試してみるのはどうでしょうか?
↓日本語配列静音
↓英語配列静音
↓日本語配列
↓英語配列
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